年金改定通知書&臨床調査個人票 来る。物価は2.1%上昇してるのに年金は0.4%減額!めちゃくちゃです!
相方の障がい基礎・厚生年金の「国民年金・厚生年金保険 年金額改定通知書」が来ましたよ。 5/11に相方さんにポスト投函しておいてもらった、 生計維持確認届 の結果でもあるんですが、 えっとですね・・・ 日本経済新聞5/20の記事 によると・・・ この1年で物価は2.1%上昇してるんですよ。 でね、 今回の年金額改定では、 な・ん・と!!!!! 前年度から0.4%減額されての改定です。 実質、年金生活だけで見ると、負担増は2.5%上昇することになるんですが・・・ コレはですね・・・ 年金額は毎年改定されるんですが、 2つの要素で改定されるんですけど、 ひとつは、「本来の改定」、 物価や賃金の変化に応じて年金額の価値を維持する、 年金額改定の基本的な意義の部分で、 ふたつめは、 財政を健全化とかいうのの最中なので、 少子化や長寿化の影響を吸収するための調整(いわゆるマクロ経済スライド)です。 で、・・・ 昨年、2021年は年末にかけて物価が上昇してたんですけど、 1~12月平均だと△0.2%(物価変動率)だそうで・・・ 実感はもっと上昇してると思うのに、 年平均で0.2%下降してるって・・・ なんかお安くなってましたっけ?って思いますけど・・・ それと、併せて、2~4年度前の実質賃金変動率のことも加味することになってて、 2020年度の賃金下落が大きかったそうで・・・ コレが△0.4%(名目手取り賃金変動率) 去年、みなさん、お給料上ってました?ずっと下がり続けてる気がしますが・・・ で、 ひとつめ「本来の改定」の改定額は、 名目手取り変動率が物価変動率を上回って減少したため、 名目手取り変動率の△0.4%になります。 で、 ふたつめのマクロ経済スライドでは△0.2%(マクロ経済スライドによるスライド調整率)だそうですが、 実は・・・ 昨年適用されてないマクロ経済スライドによるスライド調整が△0.1%ありまして・・・ 合計で△0.3%となりますが、 ひとつめの「本来の改定」がマイナスの時に翌年以降に繰り越されるので、 今年の改定額は△0.4%となったわけです。 がっ!し・か・し! マクロ経済スライドによるスライド調整の△0.3%は繰り越されるわけで、 来年以降、「本来の改定」がプラスになったときに繰り越し分が適用される・・・ つまり、ツケが回ってくる・・・しくみです。