2019/12/29

京大iPS細胞研究所から吉報

今日は、京都大学iPS細胞研究所(CiRA)からのニュースを見つけた。
「人のiPS細胞ゲノム編集を施し、輸血した際に拒絶反応がおきないようにした血小板の作製に、京都大iPS細胞研究所などの研究チームが成功した。」と!

相方さんのように輸血を繰り返し受ける5%の人などには、
突然、「不規則抗体」なるものが出現し、
通常の輸血では拒絶反応を示してしまう場合がある。

輸血の際には、
まず、
採血して、血液型を判定するだけでなく、
輸液つまり輸血する血液製剤と採血した血液で
クロスマッチングを行い、適合するかどうか検査するので輸血までは少なくとも1時間から2時間くらいかかる。

相方さんのように、「不規則抗体」がある場合、
通常の血液製剤ではクロスマッチングの際に拒絶反応が出てしまう場合があり、
そうなると病院のストックでは対応できず、日赤などに発注して持ってきてもらわなくてはならなくなる。
そうなると輸血まで多くの時間をロスすることになり、
場合によっては翌日、再来しての輸血となる場合もある。
手術の必要がある時は尚更問題になる。
そこで、このiPS細胞からゲノム編集したもので輸血が可能となれば、
時間短縮の他、拒絶反応を恐れずに輸血できるようになる。

2019/12/20

難病患者と障がい者 医療費助成でも難病患者の方に不利益だよね

こんな記事をTwitterでみつけた。

難病医療申請「対応冷たい」 休日に診断し手術 福岡市、助成認めず 
2019/12/20 6:00 西日本新聞

記事によると、
難病である「黄色靱帯骨化症」の診断を8月10日土曜日に受け、翌日8/11(日曜)に、
症状が急速に悪化し両足が全く動かなくなって、
12日の振り替え休日に緊急手術を受けたとのことだけど、

当然、お役所は土日祝日お休み。
なので、祝日空けの13日に
特定疾患医療費助成受給者証の申請をお役所で行った結果、
8/13からの有効期間の受給者証が発行された。

申請の際、効力発行日のこともあって、
申請者は手術日前、つまり診断日での受付扱いを希望したが叶えられず。
結果、高額な手術代金を支払わなければならなくなったということ。

相方さんも 2017/03/27に「遺伝性鉄芽球性貧血」と診断され
その診断の際、すぐに個人調査票(診断書)書いてもらって、
2017/03/31に特定疾患医療費助成を申請した。

このあと、心肥大がものすごかったんで、
2017/04/25に身体障がい者手帳申請した。

申請してから、
重度障がい者医療費助成と特定疾患医療費助成が競合し
なんと、負担の高い方である特定疾患医療費助成が優先することがわかった。
結果として、「特定疾患医療費助成」を辞退することにしたのだけど、
重度障がい者医療費助成は、申請月の1日に遡って償還払いできるのにもかかわらず、
特定疾患医療費助成は、申請日からしか適用されない。
難病患者と身体障がい者を差別してる結果ともいえる。

また、「重度障がい者医療費助成」は、
疾病の種類に関係なく通院・入院の際の負担が軽減されるけれど、
「特定疾患医療費助成」は該当の難病に関わる疾病以外では適用されない。
発症のメカニズムの予後も病態すらわかっていない「難病」にもかかわらず、
「関連性がない」と医者が判断すると、
たちまち普通の保険診療(3割負担など)になってしまう。
義姉さんが「遺伝性鉄芽球性貧血」と「糖尿病」を併発した際、
「糖尿病」は当初通常診療扱いにされそうになったが、
「遺伝性鉄芽球性貧血」で「糖尿病」を引き起こすケースはあるとされていることを
訴えてなんとか「特定疾患医療費助成」内にしてもらったこともある。
こういうのを見ても、
重度障がい者医療費助成のように、全ての疾病をカバーしてもらうように変えてもらいたいとこでもある。

申請日と発効日の問題、適用される疾病の問題、
まだまだ、改善してもらうべき制度の穴は多い。

2019/12/13

繋がる可能性広がる!なんと早くて丁寧でありがたいお返事に感動(2019/12/11)

だいぶ前にここにも書いてたんだけど、
小児遺伝性血液疾患を対象とした前方視的研究ってのがあるらしい。
で、
相方さんは年齢の関係で対象外なんだけどね、
ずっと記憶の中で無地の付箋が貼ってあったカンジ。
そしてハタと思った。
ここに「遺伝性鉄芽球性貧血」のヒト来たりするわけで、
これって、繋がれるんじゃないか?って。

で、

思い切って12/10に治験主体の名古屋大学にメールしてみた。
「もし、この治験を進められる中で、「遺伝性鉄芽球性貧血」の方が来られた際、
ワタシの連絡先などを案内していただくようなことは可能でしょうか?
症例も世界的に見てもすくないうえ、予後も経過もわからず、五里霧中のようななか、
少しでも情報を共有して、ほかの方が同じように悩んでおられることを少しでも和らげれば・・・。
と思っております。」・・・と。

正直、厚生労働省の衛生行政報告例をみて各自治体に電話して、
ワタシの連絡先渡してほしいっとかお願いしても、
「目的外使用」とかよく言われて、
ワタシの連絡先すら渡してもらえないことの多いこと、
だから、あんまり期待してなかった。
でも、思い切ってメールした。

す・る・と・・・

送った翌日、(つまり一昨日12/11に)
お返事が来た!
「今後、結果を返却する際に、
主治医に「ねこばいく様」の連絡先等をお伝えさせていただくことは
可能だと思います」
と!

思い切ってメールしてみてよかった!
小児からの遺伝性鉄芽球性貧血の方と繋がれる可能性がでてきました。
非常にうれしいし、
なんと早くて丁寧でありがたいお返事に感動してしまいます。

名古屋大学のM先生!ほんとにありがとうございますっ!

で、この先生、ググってみると、
血液専門医, 小児血液・がん専門医の専門医資格をお持ちで、
結構有名な先生ってこともわかった。
(ゼンゼン存じ上げなくてゴメンナサイ。勉強不足デス。)

ってことで、またひとつ、
希望を見つけた。

これからも、
できることをひとつひとつやっていって、
できることがなくなったら、
また探して、
一歩でも、
前へ、
たまには休みながら、
歩いて行こう!
って思う。

あと、昨日、(12/12)
ちょっとした取材をうけた。

この「遺伝性鉄芽球性貧血」って病気があることを知ってもらいたいのと
障がい年金の申請であきらめなくてもいいのに
あきらめる人が少しでも減るようにと思って。

あんまり目立つのは好きじゃないけど、
でも、何かのお役に立つならと思って。

2019/12/09

超希少難病は患者家族会にも入れない!?「難病相談会」に行って直談判

実は・・・
第6回患者会のない希少疾患グループ交流会に参加した後、
一般社団法人 日本難病・疾病団体協議会(JPA)のような運動は大切だなって思ったのと、
ワタシが苦労してきたこと
(障がい年金申請やワンストップで提示されない自治体サービスや申請)について、
他の方もきっと苦労してるんだろうから、経験や知識が何かの役に立てないかな?って
思って、
患者家族会に入ってできることしよう!って思ったんだよね。

で、神戸の難病連とか交流会でお知り合いになった患者会の方などに
どっか入れてくれるトコないでしょうか?って相談してたんだけど、
あまりにも「遺伝性鉄芽球性貧血」って疾患は希少すぎて、
所属できる患者家族会がないんだよね。
希少難病の患者家族会でも神経系の疾患が構成会員のほぼすべてで、
血液系の疾患の患者家族会って近隣にはなくて・・・。

で、

神戸の難病連に直接所属させてほしいってお願いしてるんだけど、
まだ結論はでていない。

で、

昨日行われた
神戸難病連の「難病相談会」に行ってさらに直談判しようって思って行ってきた。

まず、これまでお話しさせていただいたYさんを探して、進捗を聞いてみるが、
あんまり進んでないようで・・・。

代表の方が別フロアの相談会場にいらっしゃるとのことで、
即、行ってお話しする。
会合で検討してくれる旨うかがえたので、
節にお願いする。

来たついでに・・・
神戸市の方が保健福祉相談をしてくれているらしいので、そのお部屋へ・・・

重度障がい者医療費助成を選択すると、
厚生労働省の難病データからも漏れてしまう上、
重度障がい者医療費助成と特定疾患医療費助成の競合を解消してほしい!

今は、ワタシが元気なんで、長距離の通院も可能だけど、
将来はそんなことできなくなるかもしれないし、
近隣の病院で希少難病でも診れるような医療体制がないと不安。
医療産業都市構想で理科研もあるんだから、
神戸市で超希少難病も安心して診てもらえる体制をつくってほしい!

血液難病や神経系の難病では身障者手帳は取得困難だが、
重篤な場合も多い。
独自ででも難病手帳のようなものをつくって、
税金や交通費、駐車禁止指定除外などのサービスを難病患者にもつくってほしい!

障がい年金、身障者手帳、身体障がい者支援法など、
窓口の方によく学んでいただいて、
使える制度やサービスを正しく漏れなく、
ワンストップで区役所窓口で案内してもらえるようにしてほしい!

などなど、相談ではなく、お願い(要望)をしてきた。

それから、
血液難病の相談会のお部屋へ・・・
今回はヘモフィリア(血友病)がテーマらしいけど、
唯一の血液系難病の相談セクションなので行ってみる。
たどり着いたときは、既に終了・・・。( ゚Д゚)
でも、残っていた方に必死でどっかに入れて!ってお願いする。

最後に、希少疾患グループ交流会でお会いしたALSの会の方にご挨拶してから帰途へ。

正直、希少難病すぎて患者家族会に入れない!なんてことはちっとも想定してなかった。
全国で10人しかいないんで、地域で患者家族会なんて作りようがない。
なのに、どっこにも入れない。
恐らく、ワタシタチと同じように、
希少難病すぎて患者家族会に入れない他の方もいるんじゃないだろうか・・・
難病の運動の発展途上だからかもしれないけど、
すべての難病患者家族が繋がって、運動や医療の発展を促していかないと、
何かがこぼれていってしまうんじゃないだろうか・・・って思う。

取り残される難病患者家族のなくなることを切に願って。

2019/12/02

C大病院受診34回目。

C大病院受診34回目です。
今回の数値、
ヘモグロビンは6.0g/dl
当然、輸血決定っていうより前回の時からオーダー済み。
フェリチンは289.3ng/ml
あれれ?前回327.1ng/ml から減ってます。
何ででしょう?
ワカリマセン。
Fe(血中鉄)は182μg/dL
UIBC(不飽和鉄結合能)は23μg/dL、
鉄キレートをやめてから
鉄をあとどれくらい取り込めるかの余力を示すUIBCはダダ下がり。
前回から開始したビタミンD剤と利尿剤を処方してもらう。

帰りに、
いつもどおり、重度障がい者医療費助成の償還払い申請、
ついでに「兵庫ゆずりあい駐車場利用証」を申請してもらってきた。
これってば、ルームミラーに吊るすもんだけど、
要は車いすマークの駐車スペースに止めるとき吊るして、
「不当利用じゃありませんよ!」って示すもの。
不当に利用する不届きものが増えた結果、
正当に利用する、また必要とする人が表明しなくてはならなくなってしまったという、
社会のお粗末な荒廃、モラル低下からの本来不必要だと思われること。
なぁ~んかちょっと嫌な世の中になったもんです。

あと、どうやら、ヘモグロビン数値が悪化してくると、
眠りとかも浅くなったりもするみたい。

次の受診は年明けかな。