2023/06/08

障がい基礎・厚生年金の年金額改定通知書がやってきた。インフレに追いつかない

 昨日、障がい基礎・厚生年金の年金額改定通知書がやってきましたよ。

ココにも書いてきているとおり、

「国民年金・厚生年金保険 支給額変更通知書」が前に来てて、

あわせて、先日の「生計維持確認届」提出の結果・・・

障がい基礎年金部分で年額223,800円という、

むすめっこが18歳になったため「子の加算」が消滅しました。

結構なインパクトです。


で、今年は、

基礎年金部分も厚生年金部分も

名目手取り賃金変動率 2.8%

 + 

マクロ経済スライドによるスライド調整率 △0.3%

 +

前年度までのマクロ経済スライドの未調整分 △0.3%

で、

2.2%増額計算となっています。

※因みに68歳以上の方(昭和31年4月1日以前生まれ)の方は、

 「名目手取り賃金変動率」の代わりに「物価変動率 2.5%」が使われますので、

 1.9%の増額改定となっているハズ。


でもね・・・

今年4月と昨年4月の物価上昇率は3.5%とのことで、

2.2%の改定じゃマッタク追いついてないんですよ!

1.9%ならなおさらです。

ただでさえ、生活費に不足する年金ですが、

物価上昇に対しては、相方さんで1.3%も不足してしまっていて、

「これ以上、1.3%も何を削れって言うんですか?」って心底思う。

この憎むべき「マクロ経済スライド」を導入したのは、自公政権。

年金生活者を苦境に陥れている元凶です。


さらに、むすめっこは未だ学生であり、

それも、短大と専門学校のダブル・スクールで一人暮らし。

住居費と学費の2乗が家計に炸裂しておりますので、

決して扶養から外れるわけもないのですが、

不条理な年金の掟により、

「子の加算」が消滅してしまっています。


これらの結果、相方さんの今年度の年金額は、

11.89%減額となり、

モノスゴイヒドイ仕打ちです。


もし、安心して暮らせる年金生活があれば、

現在の年金生活者はもとより、

老後2000万とも叫ばれる貯蓄なんかも不要になるので、

若い世代も

今稼いだお金は今の幸せのために使える。

結果として将来不安がなくなり、

希望や夢を描くことができるようになり、

安心して結婚や家族を持つことも可能だと思うのに、

この国では、全く逆の方向へ行ってしまっている。


先日の報道では、

子ども手当(12万円/年)を18歳まで支給する代わりに、

扶養控除(38万円/年)をやめる方向とも報道されていますが、

12万-38万=△26万円 になりますけど? 実質増税ですよね?って。

これまでにも、扶養控除だって16歳にならないと効かないように改悪され、

子ども手当(1万~1.5万/月)でごまかされ、1.5万だとしても年で18万、

18万-扶養控除38万=△20万円で、実質増税、

配偶者控除や配偶者特別控除までも改悪されて増税、

ましてや、インフレになっていても、

扶養控除、配偶者控除はずっと38万円

基礎控除が48万円に上がっているのについて行ってすらないんですよね。

もっとも、基礎控除だって物価上昇の反映はマッタクしてませんがね。

なんですか?配偶者や扶養家族は申告者本人より10万円も

生きるのにガマンしなきゃならないんですか?

そんなんゼッタイオカシイでしょ!

因みに、

イギリスの基礎控除は180万円、

ドイツの基礎控除は111万円、

フランスの基礎控除は124万円

当然、「世帯」とか旧態依然のバカげた家長制度はありませんので、

扶養控除はありませんが、

個人個人が基礎控除を持っており、

子どもや無職のひとは当然、非課税となり、

逆に手当も受け取れるしくみ。

実にイギリスの26%程度しか基礎控除のないジャパン。オカシイでしょ?

なんだか、消費税とかは「欧州並みに!」とか叫んでる自公政権ですが、

まずは現行の所得税の種々や社会保障を欧米並みにしてから言ってよね!って思ってます。


ボヤキが過ぎるんで、この辺で。

またね。

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