其の壱「身体障がい者手帳 編」 から続き・・・
今度は、障がい年金用の診断書「障害状態確認届」を見ていきましょう・・・
今回も診断書は2種類、
「血液・造血器・その他障害用」と「循環器疾患の障害用」です。
まずは、「循環器疾患の障害用」から・・・
③傷病名 【うっ血性心不全】
④最近一年間の治療の内容、期間、経過、その他参考となる事項
【当科外来にて月に2-1回程度の2-4単位の赤血球輸血と、
鉄過剰に対する鉄キレート療法を継続中。
長期貧血による心不全症状あり。以前より四肢の間欠的な脱力感や動悸があり、
経過観察中。】
2.一般状況区分表では・・・
ウ 歩行や身の回りのことはできるが、時に少し介助が必要なこともあり、
軽労働はできないが、日中の50%以上は起居しているもの
⑦疾患別所見では・・・
拡張型心筋症
心不全症状は 「軽労作で有」
(6)血液検査
BNP値 93.0pg/mL
※前回は42.1pg/mLだった。
心臓に負担がかかると主に心室から分泌されるホルモンで、
BNPの値(血中濃度)が40(pg/mL)以上だと「軽度の心不全」の可能性、
100以上だと「心不全」の可能性、
200以上だとその可能性が高い・・・と。
ちょっとマズイんじゃないんですか?コレ!
次回、センセに聞かねば。
「血液・造血器・その他障害用」のほうは・・・
③傷病名 【遺伝性鉄芽球性貧血】
④最近一年間の治療の内容、期間、経過、その他参考となる事項
【当科外来にて月に2-1回程度の2-4単位の赤血球輸血と、
鉄過剰に対する鉄キレート療法を継続中。
長期貧血による心不全症状あり。以前より四肢の間欠的な脱力感や動悸があり、
経過観察中。】
2.一般状況区分表では・・・
ウ 歩行や身の回りのことはできるが、時に少し介助が必要なこともあり、
軽労働はできないが、日中の50%以上は起居しているもの
1臨床所見
(1)自覚症状
易疲労感・動悸・息切れ が 有
(2)他覚所見
脾腫 が 有
(3)検査所見 抹消血液検査
ヘモグロビン濃度 6.5g/dL
血小板 22.3万/μL
網赤血球 3.477万/μL
白血球 4360/μL
好中球 2886.32/μL
リンパ球 1260.04/μL
ウ その他の検査
検査名 XP
所見 心拡大の悪化なし
⑩現症時の日常生活活動及び労働能力
【貧血が高度で易疲労感が強く、階段昇降が困難である。
時に動悸で体動も困難になる。
うっ血性心不全もあり、軽作業も含めて、
就労には全く適さない状態と考えられる。】
⑪予後
【不変または悪化。定期的な経過観察と赤血球輸血を要する】
この、最後の予後の記載、
毎回、凹む。
でも、心肥大はまた少し縮小したし!
でも、BNP値ワルなってるし!
原因も経過も予後も何にもわからない、
超希少難病の苦しみ・・・
何とかならないものだろうか・・・
研究とか、もっと、もっと!お願い!
明日、身障者手帳の更新申請に区役所行って、
そんで、相方さんに簡易書留で障がい年金の更新書類、送ってもらう予定。
毎度のことだけど、
審査終わるまで、結果出るまで、
また、モヤモヤの日々が始まる。
審査基準がわかっていて、これまでの経験で結果が想像できていても。
因みに、診断書、3通で23,590円でしたよ。
マジで、エクスペンシヴっ!
次は特定疾患医療費受給者証の更新、5月ごろにまた診断書お願いしなきゃ。
それでは、また。