2019/01/24

memo20190124ググったら遺伝性ではないけど鉄芽球性貧血の治療効果にかかわってでてきた

公益社団法人日本臨床腫瘍学会 FBより
2018年11月29日 投稿 
【JSMO Oncology News Pickup】
<第60回米国血液学会>

第60回米国血液学会(ASH)が12/1-12/4サンディエゴで開催される。その中で、IPSS分類が低〜中間リスクで輸血依存性の鉄芽球性貧血(MDSの一病型)に対するLuspaterceptの治療効果を検討したランダム化試験の結果がプレナリー演題として発表される。LuspaterceptはTGF-βシグナルの阻害薬であり(Nat Med 2014;20:408-14)、これまでの臨床試験で赤血球造血の改善効果が報告されており(Lancet Oncol 2017;10:1338-47)、低リスクのMDSに対する新規薬剤として今後期待される。本薬剤以外にも、AML、多発性骨髄腫に対する新規薬剤、抗腫瘍免疫療法についての演題が多数発表され、近年になく造血器腫瘍に対する治療法の進歩が実感される学会になると期待される。(文責:広報渉外委員会 松村到)

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