2019/12/29

京大iPS細胞研究所から吉報

今日は、京都大学iPS細胞研究所(CiRA)からのニュースを見つけた。
「人のiPS細胞ゲノム編集を施し、輸血した際に拒絶反応がおきないようにした血小板の作製に、京都大iPS細胞研究所などの研究チームが成功した。」と!

相方さんのように輸血を繰り返し受ける5%の人などには、
突然、「不規則抗体」なるものが出現し、
通常の輸血では拒絶反応を示してしまう場合がある。

輸血の際には、
まず、
採血して、血液型を判定するだけでなく、
輸液つまり輸血する血液製剤と採血した血液で
クロスマッチングを行い、適合するかどうか検査するので輸血までは少なくとも1時間から2時間くらいかかる。

相方さんのように、「不規則抗体」がある場合、
通常の血液製剤ではクロスマッチングの際に拒絶反応が出てしまう場合があり、
そうなると病院のストックでは対応できず、日赤などに発注して持ってきてもらわなくてはならなくなる。
そうなると輸血まで多くの時間をロスすることになり、
場合によっては翌日、再来しての輸血となる場合もある。
手術の必要がある時は尚更問題になる。
そこで、このiPS細胞からゲノム編集したもので輸血が可能となれば、
時間短縮の他、拒絶反応を恐れずに輸血できるようになる。